シンガー・ソングライターの河口恭吾(32)が、90年代の人気ドラマ主題歌を結集した、デビュー7年目で初のカバーアルバム「君が好きだったあの頃」を11月21日に発売することが28日、分かった。フジテレビ系「101回目のプロポーズ」、TBS系「愛していると言ってくれ」など収録主題歌のドラマ8作品の最高視聴率は計238・4%。記録的ヒットメロディーが、河口の繊細なボーカルで、人々の記憶に心地よく響きそうだ。
過去にもスティービー・ワンダーの「A Place In The Sun」、尾崎豊の「I LOVE YOU」などをカバーしてきた河口。今回の初の傑作カバー盤は、ファンの要望に加え「ボーカリストとしての表現力を誰もが知っている楽曲で試したい」という本人の意向で制作に至った。
1か月間で集めた110曲の候補から、収録する13曲を自らセレクト。そのうち8曲は、フジテレビ系「東京ラブストーリー」から小田和正の「ラブ・ストーリーは突然に」、TBS系「魔女の条件」から宇多田ヒカルの「First Love」など、90年代に人気を博した高視聴率ドラマの主題歌。
8番組の平均視聴率は軒並み20%超え。最高を合わせると238・4%に上る。当時、青春時代の河口も音楽活動に励む上で、ドラマの主題歌には影響を受けたという。フジテレビ系「101回目のプロポーズ」は、17歳の河口少年が毎週テレビにかじりついて見ていたほど思い入れも強い。
河口恭吾
2002年4月〜1年間e-radioでDJを務める。その時にリスナーとのコミュニケーションで作られた『オメガの記憶』がその年の滋賀の高校野球のテーマ曲になり県内で話題を呼ぶ。そのため、ブレイクした後もしばしば滋賀県を訪れ雑誌の対談やイベント、番組などに出演し、河口恭吾自身も滋賀を栃木に次ぐ第二の故郷と語っている。
2003年4月に日立マクセル系のレコード会社から「桜」をリリースする。3月〜7月まで有線ラジオ放送問い合わせチャートでダントツの1位を記録する。しかし、レコード会社がなくなり(日立マクセルが音楽事業から撤退のため、その事業会社であるマクセル・イーキューブを解散)、ワーナーミュージック・ジャパンに移籍。同年12月10日に『桜』を再リリースし大ブレイクする。
2004年、『A Place In The Sun』をリリースするも、世の中はアテネ五輪の真っ最中でその存在がオリンピックの歌の陰に隠れてしまった。
2005年にかねてからウワサされていた、ダイハツ「タントカスタム」CMで尾崎豊の「I LOVE YOU」をカヴァーしていることが判明した。尾崎豊のプロデューサーだった須藤晃が河口を指名して実現した。
2006年にベストアルバムを発売し日本クラウンへ移籍した。
2007年4月3日に上野公園水上音楽堂で行われたキンモクセイ (バンド) のフリーライヴにゲスト参加し、河口本人の曲「桜」をキンモクセイとデュエット。約1,000人の観客を驚かせた。7月には、中孝介のアルバム『ユライ花』に「サヨナラのない恋」を楽曲提供。8月18日には、大阪・服部緑地野外音楽堂でライヴ「夏を旅する10月の息子」を開催。Soweluや中孝介ら豪華アーティストがゲスト出演した。